テクニカルFAQ 電流検出用面実装低抵抗器
品名構成
Q1 | KRLシリーズでは、長辺電極製品と短辺電極製品で品名はどのように違いますか? 直ぐに判別できますか? |
---|---|
A1 |
電極のある縦のサイズを品名の先頭2文字あるいは3文字で表しています。 長辺電極製品は、3216、2012、11050、短辺電極製品は、1632、1220、50110 のようになります。 |
Q2 | KRLシリーズでサイズの後に、Eと Dの記号がありますが、どのような違いがありますか? |
---|---|
A2 | このコードは電極タイプを表しており、Dタイプは下面電極、Eタイプはコノ字電極です。 |
|
Q3 | 梱包単位は品名で分かりますか? また、梱包単位はどうなっていますか? |
---|---|
A3 |
梱包に関しては、品名の最後にコードで表しており、判定できます。 梱包単位は製品シリーズや形状(サイズ)によっても異なりますので、カタログの各シリーズ品名構成と定格でご確認ください。 |
特性
Q1 | KRLシリーズの長辺電極製品と短辺電極製品の特性上の大まかな違いは? |
---|---|
A1 |
長辺電極製品は電極が長く、放熱特性に優れているため、同じサイズでは、 下図のように定格電力が大きくなります。 |
|
Q2 | KRLシリーズには長辺2端子と4端子がありますが、この製品の違いは特性から見てどんなところでしょうか? |
---|---|
A2 | 4端子タイプは、電圧端子が分離されており、より精度良く電圧を測定可能です。また、ランドパターンも4端子タイプの方がシンプルにできます。 |
Q3 | KRLシリーズには高耐熱品と低熱起電力品がありますが、選択するにあたってのポイントは何でしょうか? |
---|---|
A3 | 温度を高くできるという点で、高耐熱品が多くの用途で使われます。ただ、応用面から熱起電力(1mV以下)をより低くする必要がある場合は、低熱起電力品をご使用ください。 |
品質・信頼性
Q1 | KRLシリーズは車載レベルの信頼性はありますか? |
---|---|
A1 | 車載用途の電子部品の規格であるAEC-Q200に準拠しておりますので、車に搭載される機器への使用は可能です。 |
Q2 | KRLシリーズは耐硫化製品ですか? |
---|---|
A2 | KRLシリーズは電極部にAgを使用していないため、硫化の問題はありません。 |
Q3 | KRLシリーズのパルス限界電力特性はどうなりますでしょうか? |
---|---|
A3 |
長辺電極、短辺電極やサイズでパルス限界電力(シングルパルス)は異なります。 各製品での限界電力は下図のようになります。 |
上図に適用できる抵抗値は25mΩ未満です。
|
実装方法・梱包
Q1 | KRLシリーズの推奨ランドパターンを知りたいのですが |
---|---|
A1 | 製品技術レポートに推奨ランドパターンが掲載されています。抵抗値が低い製品については、同一サイズでも ランドパターンが異なる場合がありますので、ご確認をお願いします。 |
Q2 | 半田ディップ法での実装は可能でしょうか? |
---|---|
A2 | Eタイプでは、半田ディップ法での実装は可能で、260℃ 10秒です。 Dタイプでは、半田フィレッ トができないため、 (半田付けの)確認ができないため推奨しておりません。 |
Q3 | 半田付けによる抵抗値の変化はどれほどでしょうか? |
---|---|
A3 | KRLシリーズの半田付けでの抵抗値変化は±0.5% が規格値です。 |
Q4 | 梱包用のテープは紙テープまたはエンボステープでしょうか? |
---|---|
A4 | KRLシリーズはエンボステープを使用しています。詳細は製品技術レポートを参照ください。 |
技術情報
-
- 面実装抵抗器の共通仕様 高周波面実装部品の共通仕様
お問い合わせフォームよりお気軽にお問合せください。
個人情報に関するお取り扱い | 情報セキュリティ基本方針 | サイトマップ | お問合わせ