PCS

YDSの薄膜終端抵抗器は薄膜の持つ良好な周波数特性と素材に適合したデザインにより高周波特性に優れ、高精度で高信頼のチップ終端抵抗器です。チップ抵抗器と同様なコの字電極で構成されており、自動実装が容易となっています。　標準品の他にご使用になる周波数及びプリント基板などの高周波的条件を考慮し電磁界シミュレーションで適正なデザインを行い製品化するカスタム対応も行っています。

・コ字電極を持った面実装タイプですので自動実装が容易です。

・低周波から高周波まで広帯域で良好な特性を提供します。

・基本構造が一般の薄膜チップ抵抗器と同様であり、高い信頼性があります。

・使用条件に適合したカスタム品の提供が可能です。

①　入出力端子

②　グランド端子

項　　目	PCS1632	PCS3042	図－１負荷軽減曲線
インピーダンス	50Ω（Ｃ）
ＶＳＷＲ	1.1max
使用周波数範囲	ＤＣ～3ＧＨｚ
定格入力電力（負荷軽減曲線は、図－１による）	125ｍＷ	250ｍＷ
使用温度範囲	－55℃～＋125℃
定格周囲温度	70℃

項　　目	試　験　条　件	ｲﾝﾋﾟｰﾀﾞﾝｽ変化率
短時間過負荷	定格電圧の 2.5倍を 5秒間印加。	±（0.2％＋0.05Ω）
定格負荷寿命	70±3℃ 雰囲気中で定格電圧を 90分印加,30分休止を 1000時間繰り返す。	±（0.2％＋0.05Ω）
耐湿負荷寿命	60±2℃ 90～95%RH雰囲気中で定格電圧を90分印加30分休止を 1000時間繰り返す。	±（0.2％＋0.05Ω）
温度サイクル	[-55℃30分→室温3分→+125℃30分→室温3分]のサイクルを5サイクル実施。	±（0.2％＋0.05Ω）
はんだ耐熱性	260±5℃ の溶融はんだ中に 10±1秒間浸漬。	±（0.2％＋0.05Ω）
端子強度	支点間距離：90mm　　曲げ幅：3mm 基板：ガラスエポキシｔ＝1.6mm	±（0.2％＋0.05Ω）
はんだ付け性	235±5℃または245±5℃（鉛フリーはんだ）の溶融はんだ中に 3±0.5秒間浸漬。	濡れが電極面積の95%以上
絶縁抵抗	ＤＣ500Ｖ1分後。	1000ＭΩ以上
抵抗温度係数	室温→　室温＋100℃　→　室温	±50ｐｐｍ/℃

この製品は、Ｂｕｌｋ仕様となりますが、テーピング仕様については、ご相談ください。

ＰＣＳ１６３２Ｓ
	記号	寸法(mm)
	L	3.2±0.2
	W	1.6±0.2
	W1	0.55±0.25
	W2	0.4±0.25
	W3	0.4±0.2
	a	1.0±0.25
	b	1.0±0.2
	t	0.4±0.1

ＰＣＳ３０４２Ｓ
	記号	寸法(mm)
	L	4.2±0.2
	W	3.0±0.2
	W1	0.95±0.2
	W2	0.8±0.2
	W3	1.0±0.2
	a	1.2±0.2
	b	0.5±0.2
	t	0.4±0.1

（１）	薄膜抵抗体
（２）	外装樹脂
（３）	電極（表面はんだ仕上げ、鉛フリーも可能です）
（４）	アルミナ基板