4-Terminal Current Sensor

 

4端子電流検出素子の動作について > 

  4端子電流検出素子は、回路の電流を電圧に変 えて出力する素子です。

 電流経路の一部をオープンにして電流端子(下図Fig. Aの端子A1とA2)に接続します。電流は図の左側の端子負荷抵抗[r1]・電流検出抵抗[R]・右側の端子負荷抵抗[r2]を通過し端子A2に出力されます。 この時、電流検出抵抗[R]の両端に電圧が発生し、端子B1と端子B2間にも同じ電圧が発生します。この電圧値により流れている電流を検出することが出来ます。  電流値[I]= 電圧[V] ÷ 電流検出抵抗[R]

 電流経路の端子負荷抵抗の両端でも電圧が発生しますが電圧検出回路の中に含まれませんので、電流検出において無視することができます。また電圧経路の端子負荷抵抗[r3・r4]は、電圧検出回路のインピーダンスと比較し極め小さく誤算の範囲に入ることから無視することが出来、正確に電 流値を測定することができます。

 

注 意   ( attention )

1) YDSの4端子電流検出素子は、電流経路に電流検出抵抗と端子負荷抵抗を加えた抵抗が入ることに なります。回路設計上、端子負荷抵抗が加わることをご考慮ください。(品名には電流検出抵抗値が示されます)

 2) Fig Bのように電圧端子と電流端子をショートさせた場合は、電流検出抵抗が変化し異常値となり正しく動作しません。 必ず電圧端子と電流端子を独立させて配線してください。(取り付けランドを2端子配線にする場合は、2端子の低抵抗を用意しておりますのでお問い合わせ下さい)  

 

 

Yokohama Densi Seiko Co., Ltd.
Last Update 02/01/21