4.高精度・高信頼を実現する薄膜抵抗
4.1 薄膜チップ抵抗器の特性は長期安定
■薄膜チップ抵抗器は、スパッタリングやプラズマCVDなどの
成膜方法による均一な抵抗膜と耐環境に優れた保護膜を採用
することで高信頼性・高安定を実現しています。
■電流が均一で、スムーズに流れ、長期安定性も確保できます。
長所
・高精度で抵抗温度係数が小さい。
・電流集中が無く、特性が安定し経時ドリフトが少ない。
車載、FA産業機器分野
従来品より更に過酷な環境条件においても
長期信頼性を確保できる薄膜抵抗を提供
無機保護膜の付加
RGシリーズ
- ・超精密級:±0.05%
- ・温度係数:±5ppm/℃
- ・長期安定
- ・ローノイズ
薄膜チップ抵抗 RGシリーズの信頼度試験結果(10000時間後の抵抗値変化)
いずれの試験および抵抗値でも±0.1%以下の抵抗変化率。AEC-Q200準拠
4.2 薄膜チップ抵抗器はローノイズ
医療、計測分野
★一般的に抵抗器のノイズは以下の式
抵抗器のノイズ=熱雑音+電流雑音(1/f雑音)
熱雑音はサーマルノイズと呼ばれ、ノイズ電圧実効値は次式。
上記のように、熱雑音は温度・抵抗値・帯域で決まるため、
材質による違いはない(薄膜も厚膜も同じ)。
電流雑音(1/f雑音)は、低周波領域で現れ、材質や構造に依存し、
自由電子(キャリア)の動きなどで発生するノイズ。
この電流雑音(電流ノイズ)は、薄膜抵抗が厚膜抵抗に比較して小さく
ローノイズである(薄膜と厚膜のノイズ特性を参照)。
薄膜チップ抵抗器 RGシリーズと厚膜チップ抵抗器のノイズ特性
技術情報
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- 面実装抵抗器の共通仕様 高周波面実装部品の共通仕様
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